【過去問解説(経営情報システム)】R5 第16問 OLAP

今日は、経営情報システム R5 第16問 について解説します。

経営情報システム R5 第16問 

 OLAP は、ビジネスインテリジェンス(BI)に用いられる主要な技術の 1 つである。OLAP に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア HOLAP とは、Hadoop と呼ばれる分散処理技術を用いたものをいう。
イ MOLAP とは、多次元データを格納するのにリレーショナルデータベースを用いたものをいう。
ウ ROLAP とは、多数のトランザクションをリアルタイムに実行するものをいう。
エ ダイシングとは、多次元データの分析軸を入れ替えて、データの切り口を変えることをいう。
オ ドリルスルーとは、データ集計レベルを変更して異なる階層の集計値を参照することをいう。

 

解説

 OLAP に関する問題です。
まとめシートでは、以下の通り解説しています。

 

 

データ分析の⽅法

データ分析の⽅法の代表的なものには、データマイニングとOLAPがあります。
データマイニングは、⼤容量のデータを解析することで、そのデータの中に隠された法則や関係性を探すための⼿法です。近年では情報技術の進化に伴い、ビッグデータと呼ばれる、必ずしも整形データではない⾮常に⼤量のデータを取り扱えるようになってきたため、データマイニングの⼿法によりビックデータを分析し、マーケティングに活かすといった取り組みも増えつつあります。

OLAP(On-Line Analytical Processing)は、データマイニングとは逆に仮説の検証に⽤いられる⼿法で、多次元DBの切り⼝を変えてデータの集計を⾏うものです。OLAPの基本的な機能としては、例えば国別⇒都道府県別⇒市区町村別といったようにデータの要約レベルを上下させるドリルアップ/ダウン、例えば都道府県別という軸を固定して⽉別や商品別など他の要素を様々に切り替えるスライス、様々な側⾯から軸を切り替えるダイスといった機能があります。

 

用語の意味と使い方について知識を思い出しながら、選択肢をみていきましょう。

選択肢ア:誤りです。
よって、この選択肢は×です。

選択肢イ:誤りです。
よって、この選択肢は×です。

選択肢ウ:誤りです。
よって、この選択肢は×です。

選択肢エ:その通りです。
よって、この選択肢は〇です。

選択肢オ:誤りです。
よって、この選択肢は×です。

以上から、正解は選択肢エとなります。

 

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